東京建物（株）とイヌイ倉庫（株）は19日、東京都中央区勝どきで開発を進めてきた「勝どき一丁目プロジェクト」の名称を「アパートメンツタワー勝どき」（東京都中央区、総戸数536戸）に決定。同施設内の子育て世帯向け賃貸住宅「グロースレジデンス」100戸の募集を開始すると発表した。
同プロジェクトは、東京都所有地の活用提案コンペに当選した複合施設。事業主体は両社および東急建設（株）、（財）民間都市開発推進機構が出資する「かちどきGROWTH TOWN（株）」。都から70年の定期借地権で土地を借り上げ、賃貸管理を行なう。都営大江戸線「勝どき」駅徒歩2分に立地。鉄筋コンクリート造地上45階地下2階建て。1階に店舗、2階に認定こども園、3階に小児科・眼科などのクリニックが入居。4～11階が「グロースレジデンス」、12～45階は一般賃貸住宅となる。竣工は、2011年1月末の予定。
「グロースレジデンス」は、未就学児を扶養する世帯を対象とした賃貸住宅で、月額賃料を周辺相場より割安な13万2,000～15万4,800円、月額管理費1万5,000円とし、子育て世帯が入居しやすくした。間取りは2LDK。専有面積は55.00～64.50平方メートル。一部住戸にはベビーカー・ピットを設置したほか、地域に開放したプレイホールやラーニングスペースなどを併設、子育て生活をサポートする。
なお、入居者の募集は、（株）ケン・コーポレーションが行なう。申込み受付は、11月20日から。