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環境に配慮したオフィスビル「TIXTOWER UENO (ティックスタワーウエノ) 」開業へ/東京建物、伊藤忠都市開発

「TIXTOWER UENO (ティックスタワー ウエノ) 」の外観

 東京建物(株)および伊藤忠都市開発(株)は20日、オフィスビル「TIXTOWER UENO (ティックスタワー ウエノ) 」(東京都台東区)の開業を発表した。両社と伊藤忠商事(株)が出資する東京開発K特定目的会社とともに建設を推進し、8月に完工したもの。

 同物件は、合計11路線を利用できる「上野」駅徒歩2分に立地。鉄骨造地上18階地下1階塔屋1階建て。制震構造を採用している。敷地面積2,414.83平方メートル、延床面積2万3,921.03平方メートル。1階と2階は店舗、3階をオフィスエントランスとし、16階までがオフィス、17階と18階は住宅となる。

 オフィスフロアの基準階は、1フロア約330坪の無柱空間、天井高2,800mmとした。非接触ICカードやITVカメラを導入し、セキュリティ面にも配慮。また、3層吹抜けのピロティ空間と植栽を施した公開空地を配した。

 環境配慮では、簡易エアフローウィンドウやLow-E複層ガラスを採用したほか、調光スイッチや人感センサー、冷暖房同時運転型マルチエアコンなどを導入。「BEMS」(中央監視システム)で空調・照明を一括管理することで、PAL値(年間熱負荷係数)やCO2排出量の削減を可能とした。これら施策によりCASBEE Aランク相当の省エネルギー性能を有するビルを実現した。


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