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9月の首都圏居住用賃貸成約数、前年同期比5.6%増/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は21日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2010年9月期の首都圏の居住用賃貸市場動向を発表した。

 同月の首都圏の居住用賃貸物件登録数は、3万5,303件(前年同月比▲19.7%)と6ヵ月連続でマイナスとなった。

 1平方メートル当たりの登録賃料の平均は、賃貸マンションが2,610円(同▲4.0%)と20ヵ月連続のマイナス、一方、賃貸アパートは2,050円(同1.5%増)と4ヵ月ぶりにプラスに転じた。

 1戸当たりの登録賃料の平均は、賃貸マンションが10万1,000円(同▲4.6%)で14ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートは6万1,700円(同▲1.0%)で、5ヵ月連続のマイナスとなった。

 一方、成約数は、1万6,411件(同5.6%増)と前年同月比マイナスだった8月期から再び増加に転じた。地区別では、東京23区が6,822件(同1.7%増)と5カ月ぶりに増加。神奈川県は5,649件(同11.0%増)、うちアパートは前年同月比19.1%増。千葉県は1,342件(同12.7%増)で3ヵ月連続で増加している。一方、東京都下は1,176件(同▲5.5%)で、5ヵ月連続のマイナスとなった。

 1平方メートル当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが2,620円(同▲1.5%)で再びマイナスとなり、賃貸アパートも2,070円(同▲6.8%)で3ヵ月連続のマイナスとなった。

 1戸当たりの成約賃料の平均は、賃貸マンションが9万9,300円(同1.0%増)で13ヵ月ぶりにプラスに転じ、一方、賃貸アパートは6万4,800円(同▲0.9%)で、2ヵ月連続で減少した。


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