不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

09年度のリフォーム相談件数、4年ぶりに増加/住宅リフォーム・紛争処理支援センター

 (財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターは21日、2009年度の「トラブル防止のためのリフォーム相談の実施状況」を公表した。

 同年度の電話によるリフォーム相談の件数は3,252件(前年同期比45.9%増)と、4年ぶりに増加。悪質なリフォームが社会問題化した2005年(3,346件)に次ぐ結果となった。また、10年度4~9月までの相談件数は2,412件(同63%増)と、さらに増加傾向にある。

 相談者の年齢は、高齢者の割合が増加しており、60歳代以上の割合が36%と、過去最大となった。
 また、相談が寄せられた不具合事象としては、1位が「雨漏り」。2位「剥がれ・外れ」、3位「漏水」、4位「ひび割れ」、5位「浮き・ふくれ」となった。

 また、10年4月より開始した「リフォーム見積相談」では、相談件数が228件で、そのうち77件について実際の見積書をチェックした。
 相談内容は、「金額の適否について」が107件と最多となったが、それに対する回答としては、工事範囲等が不明確なことや、仕様の確認等の技術的助言などが多かった。

 詳細については、同財団ホームページ参照。


最新刊のお知らせ

2025年5月号

「事故物件」、流通の課題は? ご購読はこちら