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09年度のプレハブ住宅販売戸数は14万7,961戸/プレハブ建築協会調べ

 (社)プレハブ建築協会は22日、2009年度「プレハブ住宅販売戸数実績及び生産能力調査報告」を発表した。

 協会加盟会員各社を対象に、上期と下期に分けて調査しているもの。今年度は、110社(上期57社、下期53社)が対象。対象期間は09年4月~10年3月。

 同年度に販売(完工)されたプレハブ住宅の総数は14万7,961戸(前年度比▲19.2%)。前年度から減少したものの、全着工新設住宅に占めるプレハブ住宅の割合は19.1%(前年度17.6%)と上昇した。

 構造別では、木質系住宅1万3,007戸(前年度比83.7%)、鉄鋼系住宅12万8,187戸(同79.5%)、コンクリート系住宅6,767戸(同106.7%)となった。コンクリート系住宅は、2期連続の1万戸割れとなったが、前年度までの5期連続の減少から増加に転じた。

 階層・建て方別販売戸数は、一戸建住宅が5万9,328戸(同88.8%)と、同調査開始以来初めて6万戸を割り込んだ。低層共同建住宅が5万243戸(同75.5%)、中高層共同建住宅3万8,390戸(同77.2%)となった。

 都道府県別の販売戸数は、東京が2万台を維持し5期連続でトップを達成。そのほか、1万戸を超えた都道府県は神奈川県、埼玉県、愛知県となり、前年度から1県減少した。


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