エイチ・ツー・オー リテイリング(株)は22日、JR大井町駅前再開発の複合施設「阪急大井町ガーデン」(東京都品川区)の第一期竣工分を2011年3月に開業すると発表した。
同再開発計画は、1953年に東京に初進出した阪急百貨店東京大井店と隣接して併設されたホテルなどの建物の老朽化に伴う建替え事業。
第一期竣工部分は、ビジネスホテル「アワーズイン阪急」と「阪急百貨店大井食品館」を核とする商業施設で、施設面積は、ホテルが2万2,774平方メートル、商業施設が1万5,850平方メートル、駐車場5,515平方メートル。建物は30階建てで免震構造を採用している。
アワーズイン阪急は、3階にフロント、6~29階が客室となり、国内最大級となるシングルルーム1,100室となる。また、3~4階には温浴施設、テニスおよびゴルフレッスン場、貸会議室が設けられる。初年度売上目標として18億円を掲げている。
阪急百貨店大井食品館の初年度売上目標は65億円。
二期工事部分は、ホテルおよび商業施設など2万500平方メートルで、2014年の開業を予定している。