(株)東急コミュニティーは29日、2011年3月期第2四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~9月30日)は連結売上高543億9,900万円(前年同期比▲0.3%)、営業利益33億7,900万円(同20.7%増)、経常利益33億8,000万円(同16.7%増)。当期純利益は、当期に6億4,800万円の退職給付制度改定損を特別損失に計上したことにより15億3,200万円(同▲6.9%)となった。
管理業では、マンション管理において指定管理者制度および市街地再開発による高層マンション管理に注力。また、ビル管理では、オフィスビル、商業施設などを中心に新規案件の開拓を進めるとともに、市街地再開発案件などの大型プロジェクト、PFI事業に取り組んだものの、リニューアル事業部の再編により営繕収入が減少し、売上高358億8,100 万円(同▲3.3%)、営業利益30億4,400万円(同17.2%増)を計上した。
賃貸業では、既存テナントの満足度向上を強化するとともに、戦略的な営業活動を展開、稼働率の向上・維持に取り組み、売上高89億9,900万円(同1.6%増)、営業利益は前年同期に匿名組合出資金の評価損を計上した反動により、11億100万円(同26.7%増)となった。
通期の連結売上高は1,156億円、営業利益74億円、経常利益74億3,000万円、当期純利益38億3,000万円を見込んでいる。