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9割が「家族の介護」に不安/オリックス・リビング調査

 オリックス・リビング(株)は1日、「介護に関する意識調査」結果を発表した。11月11日の「介護の日」に合わせ、全国の40代以上の男女1,238人を対象にインターネットを通じて調査したもの。

 家族の介護に対して不安を感じると回答した人は91.9%。男女ともに「精神的な負担」(78.2%)への不安が高く、男性は「費用面」(70.0%)、「体力面」(59.4%)、女性は「体力面」(75.9%)、「日常生活の変化」(64.4%)への不安が続いた。自身の介護については87.7%が不安と回答。男性は83.3%、女性は92.3%となった。

 将来介護が必要になったときについて、「まだ何も考えていない」(51.5%)、「考えているが、まだ家族に伝えていない」(37.8%)と合わせて約9割が自身の介護について具体的な準備をしていないことがわかった。自身が受けたい介護サービスは、有料老人ホームなどの施設での介護サービスが過半数(53.0%)。女性は「有料老人ホームに入居」(22.1%)、男性は「自宅にて配偶者の介護」(29.1%)がトップとなった。

 有料老人ホームに対するイメージは「入居金が高そう」(80.6%)、次いで「設備が整っている」(44.5%)、「必要なもの」(33.3%)。「暗い」「さびしい」「姥捨て山」などのマイナスイメージを持つ割合は、女性(27.5%)より男性(49.0%)が多かった。


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