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マンション好調で不動産販売事業が大幅増収増益/住友不11年3月期第2四半期決算

 住友不動産(株)は5日、2011年3月期第2四半期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~9月30日)は連結売上高3,757億2,300万円(前年同期比13.9%増)、営業利益707億3,000万円(同▲5.1%)、経常利益546億3,800万円(同▲15.6%)、四半期純利益277億5,200万円(同▲15.6%)と増収減益。不動産販売事業がマンション販売の好調で増収増益を確保する一方、主力の不動産賃貸事業がビル市場の悪化により減収減益。また、特別損失として、投資有価証券評価損など74億円を計上している。

 不動産賃貸事業は、オフィスビル市況の悪化の影響で、期末の既存ビル空室率は9.0%(同1.9ポイント増)まで上昇。賃料減額改定の影響と相まって、営業収益は1,450億1,300万円(同▲3.9%)、営業利益は450億4,800万円(同▲20.5%)となった。

 不動産販売事業は、マンション、戸建て、宅地の合計で2,762戸(同1,075戸増)を計上。営業収益1,363億9,300万円(同55.5%増)、営業利益196億5,800万円(同56.5%増)と、売上、利益共に大幅な増収増益となった。 

 なお、通期では、連結売上高7,300億円、営業利益1,350億円、経常利益1,010億円、純利益530億円を見込んでいる。


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