東京建物不動産販売(株)は9日、2010年12月期第3四半期決算を発表した。
当期(10年1月1日~9月30日)は、連結営業収益203億600万円(前年同期比39.9%増)、営業利益23億2,700万円(前年同期:営業損失16億1,000万円)、経常利益19億8,100万円(同:経常損失21億3,500万円)、当期純利益14億8,500万円(同:当期純損失37億8,400万円)と増収増益となった。
仲介事業は、投資用不動産などの大型取引が成立し手数料収入が増加、営業収益23億2,000万円(前年同期比86.4%増)、営業利益4億7,000万円(前年同期:営業損失5億6,200万円)を計上した。
アセットソリューション事業は、営業収益81億2,500万円(前年同期比9.2%増)、営業利益15億2,500万円(前年同期:営業損失12億2,400万円)、資産圧縮のために販売用不動産の売却を強化したことや、出資しているSPCが保有する不動産の売却に伴う配当、たな卸評価損の減少などにより、黒字転換した。
販売受託事業は、首都圏での引渡し戸数が減り、手数料収入が減少、営業収益14億5,400万円(前年同期比▲59.9%)、営業損失1億400万円(前年同期:営業利益6億1,400万円)と減収となった。
賃貸事業は、前期に子会社化した(株)東京建物アメニティサポートの収益が寄与したほか、販売用不動産の一部を固定資産に振り替えて賃料収入が増加したことなどから、営業収益84億500万円(前年同期比281.6%増)、営業利益17億5,900万円(同368.0%増)と大幅な増収増益となった。
通期は、連結営業収益270億円、営業利益24億円、経常利益19億円、当期純利益12億円を見込んでいる。