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首都圏マンション在庫、10ヵ月ぶりに増加/不経研調査

 (株)不動産経済研究所は15日、10月の首都圏マンション市場動向を発表した。

 同月の首都圏マンション発売戸数は3,718戸(前年同月比9.8%増、前月比16.8%増)と9ヵ月連続で前年同月実績を上回った。

 発売戸数に対する契約戸数は2,928戸で、月間契約率は78.8%(前年同月比9.8ポイント増)と、4ヵ月連続70%台。1戸当たりの価格は4,512万円(同▲2.3%)と8ヵ月ぶりの下落となったが、1平方メートル当たり単価は66万3,000円(同0.2%増)だった。また、販売在庫数は4,743戸で、前月末比21戸増と、10ヵ月ぶりに増加した。

 即日完売物件は、「プラウド志村坂上パサージュ2期」(東京都板橋区、13戸、平均価格4,322万円、平均倍率4.85倍、最高倍率10倍)など、14物件386戸。20階以上の超高層物件は25物件647戸(前年同期比25.1%増)、契約率83.6%(同7.0ポイント増)となった。

 なお、11月の発売戸数は4,200戸前後の見込み。


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