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東京・渋谷の「美竹ビル」を、大規模複合マンションに建て替え/新日鉄都市開発ほか

 (株)新日鉄都市開発が組合員として参画する「美竹ビルマンション建替え事業」(東京都渋谷区)の権利変換計画が15日、東京都知事に認可された。

 「マンションの建替えの円滑化等に関する法律」に基づくもの。建設地は、東京メトロ半蔵門線・副都心線「渋谷」駅徒歩2分、2007年9月に都市計画決定された渋谷駅東口地区計画のエリア内で、同地区計画を活用したものとなる。

 1959年に竣工した、敷地面積約2,640平方メートル、延床面積約5,640平方メートル、鉄筋コンクリート造地上6階建ての事務所兼住居「美竹ビル」(住宅戸数40戸)の老朽化に伴い、大規模複合マンションに建替えるもの。99年3月に管理組合が設立され、04年2月に同社および(株)UG都市建築が事業協力者に選定された。

 建替え後のマンションは、延床面積約2万6,720平方メートル、鉄筋コンクリート造地上17階地下3階建て。中間階免震構造を採用し、1~3階に事務所と店舗、4~17階に住宅(総戸数196戸)、地下に駐車場を設ける。設計・監理はUG都市建築、施工は(株)熊谷組が担当し、11年2月に着工、13年2月に竣工を予定している。

 新日鉄都市開発は、保留床129戸(予定)を取得。分譲マンションとして販売する。専有面積は約33~約113平方メートル、間取りは1K~3LDK。11年夏ごろに分譲を開始する予定。

 なお、同社はこれまでに6件の建替え事業の実績があり、現在も、横浜市内および都内各1件の建替え事業に組合員として参画している。


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