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経費削減を徹底し、大幅な増益/アパマンショップHD10年9月期決算

 (株)アパマンショップホールディングスは15日、2010年9月期決算を発表した。

 当期(09年10月1日~10年9月30日)の連結売上高は473億700万円(前年同期比▲9.9%)、営業利益16億7,300万円(同660.5%増)、経常利益4億8,000万円(同58.3%増)、当期純利益30億5,800万円(同195.0%増)と大幅な増益を確保した。コア事業に経営資源を集中し、コスト削減の諸施策を進めるなどし、販売費および一般管理費が90億5,800万円(同▲12億4,900万円)となった。また、グループの有利子負債総額は533億7,900万円(同▲122億7,400万円)と大幅に削減した。

 斡旋事業では、不動産オーナーから受託する準管理物件の戸数が6万4,807戸(同3万5,704戸増)と大幅な増加となった。また、直営店は契約ベースで64店舗(同1店増)、直営店を含む加盟契約ベースの賃貸FC加盟店は900店(同▲3店)となり、同事業の売上高は77億5,100万円(同14.9%増)、営業利益9億3,500万円(同23.5%増)と増収増益を確保した。

 プロパティ・マネジメント事業では、不採算管理物件の解約を進め、賃貸管理戸数3万6,633戸、サブリース管理戸数3万1,421戸、計6万8,054戸(同▲1,910戸)となり、売上高295億6,400万円(同▲7.5%)、営業利益6億7,000万円(同40.5%増)となった。

 プリンシパル・インベストメント事業では、同社グループ保有の不動産の入居率および経費削減などを進める一方、有利子負債圧縮を目的とした保有不動産の売却などの影響により縮小傾向にあり、売上高30億700万円(同▲38.3%)、営業利益1億9,100万円(前年同期:営業損失4億8,100万円)を計上した。

 次期(10年10月1日~11年9月30日)の連結売上高は430億円、営業利益17億円、経常利益5億円、当期純利益2億円を見込んでいる。


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