不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

仲介取扱件数が過去最高更新、営業利益17%増加/三井不販11年3月期第2四半期決算

 三井不動産販売(株)は16日、2011年3月期第2四半期決算概要を発表した。

 当期(10年4月1日~9月30日)は、連結営業収益466億6,900万円(前年同期比5.8%増)、営業利益41億300万円(同17.5%増)、経常利益41億7,300万円(同20.6%増)の増収増益。主力の仲介事業が個人(リハウス)、法人(アセットコンサル、リアルプラン)ともに伸長したため。

 仲介業務は、リハウス店でのリテール向け仲介売上高218億7,400万円(同8.0%)を確保。個人投資家や投資法人、プライベートファンド等を対象としたホールセール向け仲介の売上高も29億8,600万円(同13.3%増)と復調した。一方、三井不動産販売ネットワーク全体での仲介件数は、半期としては過去最高を更新し1万7,106件(同2.1%増)。取扱単価もほぼ横ばいで推移し、取扱高5,294億1,500万円(同9.1%増)、仲介手数料収入は276億4,700万円(同8.2%増)となった。「10年3月期末に242店まで減少した店舗数が、当期末は248店舗まで回復。単価が横ばいのなか、件数にこだわった営業をしてきた成果があった」(代表取締役社長:佐藤 実氏)

 駐車場事業「リパーク」は、期末管理台数が12万3,144台(同2.0%増)となり、部門営業収益は189億5,600万円(同3.8%増)となった。

 なお、下期については、相対的なシェアの小さい関西圏でのシェアアップなど、営業力の弱いエリアへの店舗展開を継続。11年1月の南海電気鉄道(株)との共同出資会社による店舗展開など、「地場の有力企業との協業なども視野に、ネットワークメッシュを細かくしていきたい」(同氏)とし、通期では「前期(10年3月期)の経常利益65億円を上回りたい」(同氏)とした。


最新刊のお知らせ

2025年7月号

定住・関係人口増加で空き家も活用? ご購読はこちら