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芸大建築科を立ち上げた人物の業績を偲ぶ展覧会が開催/練馬区美術館

 練馬区立美術館は12月23日(木)まで、「練馬区立美術館開館25周年記念 芸術家の家 大沢昌助と父 三之助展」を開催している。

 同美術館は、油彩・版画家として著名な大沢昌助氏(1903~97年)の作品を100点以上所蔵しているが、大沢昌助氏の父である三之助氏(1867~1945年)は東京帝国大学(現・東京大学)で辰野金吾の教えを受けた建築家で、日本の建築界の基盤づくりに尽力し、今日の東京藝術大学建築科を立ち上げた人物。

 同展覧会では、三之助氏が手がけた建築設計図案や水彩画などを展示することにより同氏の業績を検証するとともに、教育者として三之助氏が育てた異色の建築家や美術家たちの仕事、昌助氏の作品も併せて紹介する。

 なお、12月11日(土)には、大沢家が集まって楽しんだイベントである「紙映画」の復活上映会が催される予定で、大沢三之助氏の孫で同じく建築家の大沢 匠氏が弁士を務める。

 観覧料は一般が500円で開館時間は午前10時から午後6時(月曜休館)。
 詳細は、練馬区ホームページを参照のこと。

■大沢匠氏のエッセー「移築した酒蔵に住む」はこちら(月刊不動産流通2006年7月号)


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