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既存住宅が市場をリードする「新流通時代」へ/FRKが設立40周年記念式典

「既存住宅が住宅市場をリードする『流通新時代』を迎えたといっても過言ではない」と語る大橋理事長

 (社)不動産流通経営協会(FRK)は19日、設立40周年の記念講演および祝賀会を、ホテルオークラ東京(東京都港区)にて開催。協会会員をはじめ、関係団体などから多数の来賓が出席した。

 祝賀会の冒頭で、同協会理事長の大橋正義氏が「40年を振り返ると、居住水準の向上、需要の拡大がめざましく、国の政策もストック重視となるなど、当協会への期待と役割はますます高まっている。当協会の調査によると、2009年の既存住宅の流通規模は46万件、既存住宅が住宅市場をリードする『流通新時代』を迎えたといっても過言ではない。今後とも、関係団体との連携を図りつつ、会員相互の結束のもと、業界発展に寄与していきたい」と挨拶した。

 また、来賓を代表して国土交通省事務次官の武歳 誠氏が「5月に決定した成長戦略では、住宅・都市政策を成長5分野の1つに位置づけた。大都市の国際競争力を強化するうえでは、不動産市場を活性化して国内外から民間投資を呼び込み、景気回復を図ることが急務。これら施策の実施において、貴協会には重要な役割を十二分に果たしていただきたい」などと祝辞を述べた。

 その後、(社)全国宅地建物取引業協会連合会会長の伊藤 博氏が乾杯の音頭をとり、盛会となった。


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