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住宅用地中熱空調システムを開発/フィアスホーム

「住宅用地中熱空調システム」搭載の「新・地中熱住宅」イメージ

 (株)トステム住宅研究所フィアスホームカンパニーはこのほど、トステム(株)、日本地下水開発(株)と共同で、住宅用地中熱空調システム(地中熱エアコン)を開発。同社の省エネ住宅「ルーチェ プレミアム」に搭載した「新・地中熱住宅」を、山形県内のフィアスホーム加盟店で先行モニター販売(30棟)を実施する。

 同社の地中熱エアコンは、地中に埋められたU字型のパイプ内に不凍液を循環させ、1年中ほぼ温度が一定の地熱と熱交換するもの。1棟当たりのエアコン電気代が一般エアコンの約4分の1になるほか、気候や天候・立地に関係なく高効率、騒音・熱風が出ないといったメリットもある。

 また、ベースとなる「ルーチェ プレミアム」は、オリジナル断熱材一体型パネル「eパネル」、通風シミュレーションをもとに効率的に風を取り込む技術「フル3Dウィンドウ」、最大8.4kwまでの太陽光発電設置を可能とした大屋根・深い軒の出などが特徴で、地中熱エアコンの搭載により、環境技術をさらに高めた住宅としている。

 同住宅は、山形県でのモニター販売を皮切りに、全国に販売を拡大。価格は、モデルプラン(延床面積約138平方メートル、太陽光発電3.33kw、地中熱エアコン8kw)で2,665万円。


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