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首都圏の居住用賃貸成約数、2ヵ月連続の前年同期比プラスに/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は25日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2010年10月期の首都圏の居住用賃貸市場動向を発表した。

 同月の首都圏の居住用賃貸物件登録数は、3万5,308件(前年同月比▲15.5%)と7ヵ月連続でマイナスとなった。1平方メートル当たりの登録賃料の平均は、賃貸マンションが2,590円(同▲5.1%)と21ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートは2,020円(同▲2.4%)と再び前年同月割れとなった。1戸当たりでは、賃貸マンションが平均9万9,000円(同▲5.5%)で15ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートは6万900円(同▲3.2%)で、6ヵ月連続のマイナスとなった。

 一方、同月の成約件数は、1万7,266件(同3.9%増)と前年同月比で2ヵ月連続のプラスとなった。地区別では、東京23区が7,446件(同 8.8%増)と大きく伸びた。神奈川県は5,610件(同▲4.3%)と落ち込んだが、千葉県は1,420件(同22.0%増)で4ヵ月連続のプラス。埼玉県も1,442件(同0.9%増)とほぼ横ばいとなった。

 また、1平方メートル当たりの成約賃料は、賃貸マンションが平均2,600円(同1.2%増)で再びプラスとなったが、賃貸アパートは2,000円(同▲1.0%)で4ヵ月連続のマイナスとなった。1戸当たりの成約賃料では、賃貸マンションが平均10万1,400円(同4.4%増)で2ヵ月連続のプラス。賃貸アパートは6万5,700円(同2.5%増)で、3ヵ月ぶりのプラスとなった。


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