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悪化した地域が7から14に倍増/東京カンテイ「中古マンション価格天気図」

 (株)東京カンテイは30日、2010年10月度の「中古マンション価格天気図」を発表した。全国47都道府県のファミリータイプ中古マンション流通価格を月ごとに集計し、価格変動を「天気マーク」で表示したもの。価格が上昇傾向にある場合を「晴れ」、下落傾向にある場合を「雨」としている。

 前月と比較し、価格の下落傾向を示す「雨」のマークが前月の7から8、「小雨」が12から10、「曇」が11から12、「薄日」が14から11、「晴れ」が3から5になった。

 前月に比べて天気が改善した地域は、15から14に微減した一方で、悪化した地域が7から14に倍増。全体としては価格の下落傾向を示す地域が増加した結果となった。

 首都圏では、10月に千葉県がほぼ横ばいになった以外は、いずれの都県でも緩やかに上昇しており、9月にやや下落した東京都も反転上昇した。勢いを失いつつあるが、価格は緩やな上昇が続いている。

 近畿圏では前月下落した京都府が上昇したが、大阪では2ヵ月連続下落傾向となった。一方、和歌山、滋賀県は下落が顕著となった。

 中部圏では、岐阜県と静岡県が大きく下落。愛知県では緩やかな上昇が続いている。三重県では前月の下落から上昇に転じた。


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