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「不動産は買い時」が31%、税制優遇・エコポイントなどに評価/全宅連調査

 (社)全国宅地建物取引業協会連合会は2日、「不動産の日アンケート」結果を発表した。

 同会が「不動産の日」と定める9月23日を中心に、毎年調査しているもの。今年は9月23日~10月31日の間、インターネットホームページを介し、ユーザーの住宅の居住志向、購買に関する意識についてアンケートした。有効回答数は1万6,578件。

 「不動産は買い時ですか」との問いでは、「買い時だと思う」との回答は31.5%(前回調査比0.6ポイント増)とわずかに上回った。その理由としては「住宅ローン減税などの税制優遇措置が実施されている」が51.6%でトップ、次いで「不動産価格が安定または上昇しそうだから」が16.8%。「住宅エコポイントが実施されている」との回答も12.7%に上った。
 一方「買い時ではない」との回答は21.9%(同▲4.0ポイント)。理由のトップは「自分の収入が不安定または減少しているから」で、52.5%を占めた。

 「物件情報の入手方法」は、「インターネット・携帯サイト」が66.8%でトップ。「新聞折り込みチラシ」は、高齢者層を中心に回答が多く60.7%となった。「インターネットで不動産物件情報の検索サイトを利用したことがあるか」との問いでは、「賃貸物件を検索したことがある」53.3%、「売買物件を検索したことがある」20.7%と合計で74%。ただし、40歳代以上では「利用したことがある」「利用したことがない」との回答が拮抗し、全体で「利用したことがない」とする回答は36.4%に達した。また、「パソコン以外で不動産検索サイトを利用したことがある」回答者は27.8%。スマートフォンを使って物件検索した回答者は、2%強にとどまった。


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