SE構法住宅を全国の登録施工店を通じて供給している(株)エヌ・シー・エヌ(NCN)は、同構法で建築した長期優良住宅に対する「移住・住みかえ支援適合住宅制度」の運用を、12月10日から開始する。工務店業界初の試み。
同制度は、(社)移住・住みかえ支援機構(JTI)が認めた外部の耐久・耐震性基準を満たし、長期にわたるメンテナンス体制を備えた新築住宅を、「移住・住みかえ支援適合住宅」として認定するもの。NCNが窓口となり、SE構法登録施工店向け「ハウジングライフ(住生活)プランナー」の勉強会の開催、講習会の受講申込み、登録、JTIに対する移住・住みかえ支援適合住宅証明書発行の手続きを実施。SE構法登録施工店は、「ハウジングライフプランナー」として、施主に対する移住・住みかえ支援適合住宅の提案活動を日常業務に組み込んでいく。
また、通常、同制度を利用する場合、新築時の住宅性能評価時と瑕疵担保経過時(10年目点検)での点検実施が必須条件だが、今回SE構法で建てる長期優良住宅であれば、SE構法で実施している「SE住宅性能保証制度(新築時検査とSE点検マニュアルによる10年後検査)」の利用が可能。これにより、SE構法で建てた長期優良住宅の施主は、建物診断が省略または簡略化され、同制度を利用できる。