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地震動時の倒壊過程シミュレーションプログラムをインターネットで公開/建築研究所

 (独)建築研究所は3日、第5回専門紙記者懇談会を開催、同研究所の活動について公表した。

 同研究所は、木造軸組構造法住宅の地震動時の倒壊過程をオリジナルの解析理論によってシミュレートする数値解析プログラムを開発、研究成果をフリーソフトウェア「wallstat」として同研究所ホームページで公開した。同ソフトでは、パソコン上で三次元の数値解析モデルを作成し、振動台実験のように地震動を与え、建物の応答をシミュレーションすることで、変形の大きさや倒壊の有無を視覚的に確認することが可能。

 また、かねてより実施していた「建築構造物の災害後の機能維持・早期回復」に関する研究について、新たな耐震性能評価システムの体系や、それに資するデータベースの構築等の成果をとりまとめ、2011年1月28日に研究成果報告会を実施すると発表。会場は建築会館ホール(東京都港区芝5-26-20)、定員は180名(先着順)、参加費は無料。FAX(029-864-6773)またはEメールにて申込みのこと。


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