東急不動産(株)、東京急行電鉄(株)、三井不動産レジデンシャル(株)、有楽土地(株)の4社JVによる大規模タワ―マンション「クロスエアタワー」(東京都目黒区、総戸数689戸)が、2011年1月下旬から販売開始となる。9日、報道陣向けにモデルルームが公開された。
同物件は、東京都が施行する「大橋地区第二種市街地再開発事業」(施工面積約3.8ha)の一環として開発される、高さ155m・地上42階地下2階建てのマンション。同区では最大のタワーマンションとなる。
再開発エリアの基本理念である「複合機能集積拠点」の象徴として、1~10階までに、区立図書館、区役所出張所、保健福祉の相談施設などの公共施設や、スーパーマーケットが入居。また、首都高速道路大橋ジャンクション上に設置される約7,000平方メートルの空中庭園(12年度完成予定の区立公園)と直結する歩行者デッキを設置し、屋上緑化を含む敷地全体の23.8%を緑化するなど、環境面にも配慮。東京都マンション環境性能表示全項目で最高評価を獲得している。
非分譲住戸198戸を除き、4社が443戸を販売するほか、東京都が地権者から譲渡を受けた48戸を販売する。間取りは、STUDIO(1R)~3LDK、専有面積約30~約161平方メートル。販売予定価格は、専有面積60平方メートル台の2LDKが6,000万円前半~7,000万円前半、80平方メートル台の3LDKが7,000万円台後半~8,000万円台後半。平均坪単価は300万円台前半の予定。
同日記者会見した、東急不動産住宅事業本部マンション事業第二部統括部長の松尾隆広氏は「このマンションには、当社がこれまでの再開発事業で培ったノウハウを可能な限り投入した。10月からインターネットを中心としたプロモーションを行なっており、約2,000件の反響を得ているなど手応えを感じている。住民や地域の人達の新たなランドマークをめざす」などと語った。