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中国・上海でサービスアパートメント運営事業に参入/東急不動産

日本人特化型のサービスアパートメント「東和公寓」外観イメージ

 東急不動産(株)はこのたび、中国・上海にてサービスアパートメント運営事業に参入する。
 (株)穴吹工務店の関連会社で、サービスアパートメント管理運営業を行なう「上海陸家嘴穴吹物業経営管理有限公司」の持分を取得し、業務を引き継ぐもの。

 対象となる物件は、日本人特化型のサービスアパートメント「東和公寓」(とうわこうぐう:総戸数413戸)。鉄筋コンクリート造地上24階地下1階建てのタワー型賃貸マンション5棟。敷地面積3万3,406平方メートル、住宅面積7万1,445平方メートル(予定)。

 同物件の所有者である、中国有数の不動産会社「上海陸家嘴金融貿易区開発股?有限公司」と共同で運営していく。

 同物件は、上海で近年めざましい発展をとげる浦東新区(ほとうしんく)のなかでも、周辺が豊かな自然環境に囲まれたエリアに位置する。
 2009年に2棟が開業、これまでに4棟が稼動しており、未稼働の残り1棟についても来春開業する予定。

 日系企業の駐在員やその家族の居住を目的に、大浴場、プールなどのハード面と、24時間日本語対応などのソフト面を揃えている。
 間取りは1LDK~5LDK、専有面積は60.56~285.87平方メートル。
 隣接する「上海日本人学校浦東校(小・中・高等部)」へは、専用ゲートから通学することができるなど、稀少価値が高い物件となっている。


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