野村不動産オフィスファンド投資法人(NOF)は15日、2010年10月期決算を発表した。
当期(10年5月1日~10月31日)の営業収益は133億6,400万円(前期比▲2.4%)、営業利益は62億2,300万円(同▲7.8%)、経常利益は44億8,000万円(同▲11.0%)、当期純利益は44億7,900万円(同▲11.0%)、1口当たり分配金は1万4,680円(前期:1万6,500円)となった。
期中の物件入替えはなく、運用ポートフォリオは51物件・取得価格ベースで約3,786億円。稼働率の維持・改善を重点課題にテナントとの綿密なコミュニケーションと、個別に柔軟な対応を行ない賃料水準の下落を最小限に食い止めるよう努力した。その結果、期末時点の稼働率は94.5%を維持したが、平均賃料は前期比▲3.0%となった。
なお、次期は営業収益132億1,600万円、営業利益60億9,700万円、経常利益44億2,500万円、当期純利益44億2,400万円、1口当たり分配金1万4,500円を見込んでいる。