ECO EDO 日本橋実行委員会は12月15日から26日、重要文化財の「三井本館」(東京都中央区)と「日本銀行本店本館」をグリーン電力による緑色の照明でライトアップするイベント「年の瀬日本橋2010~ECO EDO 日本橋 グリーンプロジェクト~」を開催する。
グリーン電力は、太陽光、風力、水力、地熱、バイオマスなど、CO2を排出しない自然エネルギーで作られた電力。同イベントは、同電力の認知度向上と普及拡大をめざす経済産業省エネルギー庁の活動「グリーン・クリスマス・ライトアップ」に賛同して行なわれるもの。
同実行委員会は、名橋「日本橋」保存会や地元団体、企業などが中心となって2008年8月に設立。「江戸の人々の共生の精神を今に伝え、日本橋ならではに新しいスタイルを創造し、発信するまちへ」とする「ECO EDO 日本橋」宣言を行なっている。
12月15日に「三井本館」前で行なわれた点灯式で同実行委員会会長兼同保存会会長の中村胤夫氏は「日本橋は来年、架橋100年を迎える。今回は99歳の最後の催しとして準備してきた。環境にやさしいグリー電力による照明を楽しんでもらいたい」などとあいさつした。
なお、ライトアップ時間は、「三井本館」が午後5時頃~10時、「日本銀行本館」が午後5時~9時。