(株)不動産経済研究所はこのほど、2010年度上半期(4~9月)の首都圏コンパクトマンション市場動向調査を発表した。専有面積30~60平方メートル、ワンルームマンションとファミリーマンションの中間に位置するいわゆる「コンパクトマンション」の供給量や価格、全新築マンションに占めるシェア等の推移を分析したもの。
10年度上半期のコンパクトマンション供給量は3,628戸で前年同期比2.6%増とわずかに供給を伸ばした。ただし、全マンション供給に占めるシェアは16.72%(前年同期比▲3.55ポイント)とダウン。供給のあった市区町村数も67(前年度比▲10)と減少した。
一方、販売価格は平均3,467万円(同▲1.2%)、坪単価は72万4,000円(同▲0.2%)、平均面積47.88平方メートル(同▲1.0%)と、いずれも大きな変動はなかった。