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投資用物件の表面利回り、物件価格下落で上昇/ファーストロジック調査

 不動産ポータルサイトを運営する(株)ファーストロジックは5日、2010年12月期の投資用・居住用不動産の市場動向を発表した。同社が運営する不動産マッチングサイト「楽待」(http://rakumachi.com)に新規登録された全国の投資用不動産および東京都内の居住用不動産を対象に分析したもの。

 投資用1棟マンションの表面利回りは、鉄筋コンクリート造が9.41%(前月比0.15ポイント上昇)、鉄骨鉄筋コンクリート造が9.34%(同▲0.80ポイント)。

 投資用1棟アパートの表面利回りは、鉄骨造が9.99%(同0.13ポイント上昇)、木造が11.08%(同0.38ポイント上昇)と上昇傾向にあり、家賃収入に対して物件価格が下落傾向にある。

 投資用区分所有マンションの表面利回りは11.48%(同1.20ポイント上昇)で、家賃収入に対して物件価格が下落している。

 東京都内の居住用物件の1平方メートル当たりの単価は、マンション58万3,200円(同6万4,800円上昇)、一戸建て49万5,900円(同19万4,200円上昇)といずれも上昇した。


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