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棚卸評価損21億円を売上原価に計上、大幅増益に/トーセイ10年11月期決算

 トーセイ(株)は11日、2010年11月期決算を発表した。

 当期(09年12月1日~10年11月30日)は連結売上高264億4,900万円(前年同期比▲21.4%)、営業利益17億2,600万円(同7.5%増)、経常利益8億300万円(同22.4%増)、当期純利益4億2,100万円(同289.5%増)。棚卸資産の評価に関する会計基準の適用により、評価損21億3,100万円を売上原価に計上。2ケタ減収も、大幅な増益となった。

 不動産流動化事業は、11棟のバリューアップ物件を販売し、売上高は81億4,900万円(同▲18.2%)が、一部の物件で6億1,100万円の簿価切り下げを実施して売上原価に計上したため、営業利益は4億800万円(前年同期:営業損失1億6,400万円)となった。

 不動産開発事業は、賃貸用マンション5棟およびオフィスビル・商業施設3棟を販売し、売上高116億8,200万円(同▲29.4%)を計上。不動産流動化事業と同様、一部の物件について14億400万円の簿価切り下げを行ない、営業利益5億9,900万円(前年同期比▲5.7%)を計上した。

 なお、次期については、連結売上高は271億5,100万円、営業利益20億2,700万円、経常利益11億1,100万円、当期純利益6億7,900万円を見込んでいる。


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