日本木造住宅耐震補強事業者協同組合(木耐協)は13日、東京国際フォーラム(東京都千代田区)で、通算13回目となる全国大会を開催した。
開会セレモニーでは、理事長の小野秀男氏が、「阪神淡路大震災があった95年以降、一気にインターネットが普及し、あらゆる情報の垣根がなくなった。情報戦争の中で生き残っていくためには、プロフェッショナルとして、真摯に勉強していくことが大事。地震による建物倒壊の死亡者のゼロを目的に、耐震性のない住宅の補強、建替えを進め、耐震化社会の実現をめざしていきたい」などと挨拶を述べた。
続いて、木耐協事務局が、優秀組合員賞上位5位の受賞組合を発表。合わせて、2011年度の研究スケジュールなども発表された。
その後、登山家・栗城史多氏が「想いの実現~エベレスト単独・無酸素登頂から学んだ事~」、(株)ジアース代表取締役社長・池添吉則氏が「今、話題の“Googleの不動産検索”とは」、さらに、(株)ERIソリューション代表取締役専務・小尾章夫氏が「ストック時代 これからの住宅ローンとリフォーム会社の役割」、(株)リクルート住宅総合研究所所長・矢部智仁氏が「住宅市場に起こる変化と既存住宅市場の可能性」をテーマに、それぞれ講演を行なった。