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営業エリアでカフェ事業を展開。地域住民のコミュニティスペースに/ポラスグループ

ポラスグループポラスタウン開発(株)が運営するヨーロピアンカフェ「Caffe Banano(カフェ バナーノ)」店内。ほとんどを間接照明にするなど、空間デザインにもこだわった
セットメニューのキッシュプレート(760円、右)とカフェオレ(320円、左)。キッシュプレートのサラダは群馬県直送の有機野菜を使用
喫煙室「Smoker Salon」入口

 ポラスグループは22日、JR武蔵野線「越谷レイクタウン」駅前に、ヨーロピアンカフェ「Caffe Banano(カフェ バナーノ)」(埼玉県越谷市)をオープンする。今後、同グループが住宅を供給する越谷エリアを中心に店舗を増やし、地域のコミュニティスペースとしていく方針。

 同グループではこれまでも、和食レストラン「味亭」やイタリアンレストラン「ステッラポラーレ」を展開しており、同カフェは「ステッラポラーレ」を経営するポラスタウン開発(株)が運営する。フランチャイズ展開はせず、あくまでも地域住民に向けたサービスとしての位置づけ。

 店名の「Banano(バナーノ)」はイタリア語で、「バナナの木」の意。同グループ創業者が「バナナの引き売り」から身を興したことに由来している。
 同カフェでは老舗コーヒー店「ミカド珈琲」の豆を使用するほか、オーガニックサラダ、キッシュ、スープなどを提供。また、インテリアに、同グループのノウハウを生かした西洋漆喰壁や珪藻土壁を多用したほか、山梨の家具工房「スタジオイエス」が制作した木のテーブルや椅子などを設置した。

 インテリアデザインを担当した同グループポラス暮し科学研究所顧問伊藤博明氏は「カフェは文化。まちにおける憩いの空間として大事な役割を担っている。安い喫茶店にはない、空間の表情や家具の手触り、照明にもこだわった。喫煙ルームも、ロマンを感じてもらえるような仕掛けをした」などと語った。
 
 なお、2012年2月竣工予定の同グループポラテック(株)本社ビル1階にもカフェを出店する方針。


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