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10年の中古マンション価格、三大都市圏すべてで上昇/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは26日、三大都市圏(主要都市別)における中古マンション70平方メートル当たり価格の年別推移・2010年版を発表した。

 首都圏の年間平均中古マンション価格は2,965万円(前年比5.0%増)となった。ミニバブル崩壊により09年の中古マンション価格は反転下落していたが、月別推移では同年夏以降復調し始めたことにより、10年の年間平均は再び上昇に転じた。
 主要都市圏別にみると、東京23区4,303万円(同5.9%増)と07年の価格水準まで回復。そのほかの都市も横浜市2,693万円(同3.8%増)、千葉市1,813万円(同6.4%増)、さいたま市2,124万円(同8.9%増)と09年の夏以降を境に回復基調で推移していたことが影響し、総じてプラスとなった。
 
 近畿圏の価格は1,823万円(同1.3%増)、中部圏は1,541万円(同2.1%増)といずれも上昇した。
 主要都市圏別では、大阪市が2,190万円(同▲1.1%)、神戸市が1,855万円(同2.7%増)、名古屋市が1,837万円(同7.6%増)となった。

 10年は、三大都市圏においてすべての都府県で年間平均価格が再び上向き、ミニバブル後初めて圏域平均価格が上昇した。特に首都圏では4~6%アップと他エリアに比べ上昇率が高く、復調ぶりが鮮明となった。


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