不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト

首都圏新築戸建の成約価格、3ヵ月ぶりに下落/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は 27日、2010年12月度の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建6,369件、中古マンション1,069件)と、成約物件(新築戸建1,203件、中古マンション381件)の価格についてまとめたもの。

 新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,080万円(前年同月比2.1%増)で2ヵ月連続の上昇となった。成約価格では3,156万円 (同▲2.0%)と、3ヵ月ぶりに下落した。東京23区や都下では上昇したが、成約の多い神奈川県や埼玉県で下落し、千葉県では過去最低となるなど、ユーザーニーズが価格の安い郊外に向いたことが要因。また、成約物件の平均価格は10ヵ月連続で登録物件の平均を上回っている。

 一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,314万円(同5.0%増)で13ヵ月連続のプラス。成約価格は2,200万円(同13.5%増)と12ヵ月連続のプラスとなり、2年1ヵ月ぶりに2,200万円台を回復した。人気エリアである東京23区、神奈川県の物件ニーズが高まったことなどが要因。 


最新刊のお知らせ

2025年6月号

本業に意外な効果!?不動産事業者のサイドビジネス ご購読はこちら