(株)レオパレス21は4日、2011年第3四半期決算を発表した。
当期(10年4月1日~12月31日)の連結売上高は3,570億3,600万円(前年同期比▲17.8%)、営業損失204億6,400万円(前年同期:営業損失220億3,400万円)、経常損失291億8,300万円(同:経常損失262億5,900万円)、四半期純損失278億3,500万円(同:四半期純損失271億2,600万円)。
アパート建築請負事業の売上げが減少。また、賃貸事業の入居率低下などによる利益率悪化のため損失を計上したものの、事業構造改善施策の実行や徹底的なコスト削減で、営業損失は前年同期より15億7,000万円改善した。
主力の賃貸事業は、管理戸数が56万8,000戸(前年同期比1万7,000戸増)となったが、期中の平均入居率は79.4%(同▲2.5ポイント)。大手製造業を中心とした雇用調整による社宅需要の落ち込みが影響し、売上高は2,619億2,400万円(前年同期比2.4%増)、営業損失240億4,900万円(前年同期:営業損失177億7,700万円)となった。
また、アパート建築請負事業の受注高は415億4,800万円(前年同期比▲70.2%)、受注残高は1,451億8,500万円(同▲40.1%)。ローン審査の厳格化や賃貸入居率の下ぶれによる受注低迷およびキャンセル等の影響に加え、アパート供給抑制政策に基づく店舗閉鎖を前倒しで実施したことで、売上高801億6,200万円(前年同期比▲46.6%)、営業利益は72億5,200万円(同▲58.0%)となった。
なお、通期では連結売上高5,040億円、営業損失100億円、経常損失180億円、当期純損失163億円を見込んでいる。