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販売事業、計上戸数が前年同期比5割増で大幅な増収増益/住友不11年3月期第3四半期決算

 住友不動産(株)は8日、2011年3月期第3四半期決算を発表した。

 当期(10年4月1日~12月31日)の連結業績は、売上高5,714億7,100万円(前年同期比10.6%増)、営業利益1,045億5,100万円(同▲3.3%)、経常利益807億5,300万円(同▲3.3%)、当期純利益443億8,000万円(同▲6.0%)。

 不動産賃貸事業は、前期に竣工した「住友不動産西新宿ビル」、「住友不動産汐留浜離宮ビル」などの通期稼働が業績に寄与した一方で、オフィスビル市況の悪化の影響により、期末の既存ビル空室率は8.7%(同0.8ポイントアップ)と上昇、賃料減額改定の影響と相まって、営業収益は2,129億9,300万円(同▲81億2,500万円)、営業利益は619億2,900万円(同▲157億7,100万円)と減収減益となった。

 不動産販売事業は、「シティタワーズ豊洲 ザ・シンボル」「サザンスカイタワーレジデンス」など、マンション、戸建て、宅地の合計で4,099戸(同1,341戸増)と、計上戸数が前年同期に比べて約5割増と大幅に増加したため、営業収益2,037億9,500万円(同552億5,500万円増)、営業利益298億3,400万円(同101億4,200万円増)と大幅な増収増益となった。

 なお、通期の連結業績予想は、売上高7,300億円、営業利益1,350億円、経常利益1,010億円、当期純利益530億円。


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