(財)東日本不動産流通機構(東日本レインズ)は10日、2011年1月の市場動向を発表した。
同月の首都圏中古マンション成約件数は2,383件(前年同月比4.2%増)で、2ヵ月連続で前年同月を上回った。新規登録件数が1万3,661件(同26.2%増)と10ヵ月連続増、2ヵ月連続2割増を記録するなど大幅に増えていることが、取引の増加に結びついている。成約件数を都県別にみると、東京都1,099件(同6.5%増)、埼玉県308件(同3.0%増)、千葉県333件(同▲4.9%)、神奈川県643件(同6.1%増)。東京都、神奈川県は3ヵ月連続の増加。
成約単価は、1平方メートル当たり39万7,800円(同3.1%増)と前年比で13ヵ月連続の上昇。都県別では、東京都52万3,200円(同2.1%増)、埼玉県24万3,700円(同2.8%増)、千葉県24万9,900円(同5.5%増)、神奈川県36万3,200円(同1.8%増)と全エリアで上昇した。成約平均価格は2,584万円(同2.0%増)、平均専有面積は64.97平方メートル(同▲1.0%)だった。
また、中古戸建住宅の成約件数は807件(同2.2%増)と、2ヵ月連続の増加。成約平均価格は3,067万円(同7.4%増)で、3ヵ月連続の上昇となった。