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首都圏の分譲マンション賃料、上昇から安定基調に/東京カンテイ調査

 (株)東京カンテイは14日、1月の三大都市圏・主要都市別の「分譲マンション賃料月別推移」を発表した。同社のデータベースに登録された分譲マンションの「月額募集賃料」を行政区単位に集計・算出し、平方メートル単位に換算したもの。

 同月の首都圏の平均賃料は、1平方メートル当たり2,619円と前月の2,618円からおおむね横ばいとなり、8ヵ月連続の上昇から安定基調に移行した。
 地域別では、東京都 3,033円(前月比3,030円)、神奈川県2,051円(同2,025円)、埼玉県1,629円(同1,646円)、千葉県1,593円(同1,577円)。埼玉県は平均築年数が進み、賃料水準がやや下落傾向にある。

 近畿圏の平均賃料は1,723円(同1,725円)。地域別では、大阪府1,788円(同1,793円)、兵庫県1,680円(同1,688円)と、大阪府では10年11月水準にまで下がり、兵庫県では前月に引き続き下落した。

 中部圏の平均賃料は1,503円(同1,492円)と5ヵ月ぶりに1,500円台を回復。愛知県が1,523円(同1,521円)と、下落基調ながらも下げ渋る状況となった。


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