ジャパンエクセレント投資法人(JEI)は14日、2010年12月期決算を発表した。
当期(10年7月1日~12月31日)の運用状況は、営業収益70億9,400万円(前期比▲2.9%)、営業利益30億5,300万円(同▲6.1%)、経常利益22億1,900万円(同▲6.3%)、当期純利益22億1,800万円(同▲6.3%)、1口当たり分配金は1万4,353円となった。
当期、投資環境が改善したと判断、外部成長をめざして「第32興和ビル」(持分30%、東京都港区)、「興和白金台ビル」(東京都港区)を取得、ポートフォリオの収益安定化を図ったほか、リーシング活動を強化して空室を埋め戻した。その結果、ポートフォリオ19物件の期末稼働率は91.7%。
なお、有利子負債の固定化と長期化、返済期限の分散化を進めるべく、当期に長期借入(7年)で60億円を調達し、一部長期借入金について期限前弁済に充当した。有利子負債残高は短期借入金49億円、長期借入金785億円、投資法人債170億円の計1,004億円。期末総資産LTVは50.4%。
次期は、営業収益73億5,600万円、営業利益31億2,600万円、経常利益22億6,400万円、当期純利益22億6,300万円を見込んでいる。