積水ハウス(株)は23日、静岡瓦斯(株)が企画した低炭素型戸建分譲地「エコライフスクエア三島きよずみ」(静岡県三島市、全22棟)において、協力メーカー8社中最多となる7棟の住宅を建築・販売したと発表した。
同分譲地は、静岡瓦斯の会社創立100周年事業の一環として企画されたもの。各戸に家庭用燃料電池「エネファーム」や太陽電池を設置、一部の住宅に蓄電池を導入することで、エネルギーの地産地消モデルを構築することが目的。燃料電池・太陽電池・蓄電池の3電池を設置した住宅販売と家庭用分野におけるCO2排出権取引は国内初。環境負荷の小さい地域づくりを支援する環境省の「チャレンジ25地域づくり事業」にも採択された。
積水ハウスは、同取組みの趣旨に計画当初から積極的に参画し、家庭用燃料電池「エネファーム」と太陽光発電システムの両方を搭載した住宅7棟を販売。うち1棟には、同分譲地唯一の蓄電池を搭載した。蓄電池を搭載した住宅は、静岡瓦斯が3年間にわたって燃料電池・太陽電池・蓄電池の最適制御に関する実証実験を行なう予定。
なお、積水ハウスは2010年12月末時点で、太陽光発電システム搭載の戸建住宅1万178棟、家庭用燃料電池設置住宅2,732棟、両設備を搭載した「グリーンファーストプレミアム」2,134棟を契約している。

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