不動産総合情報サービスのアットホーム（株）は28日、同社の全国不動産情報ネットワークにおける、2011年1月期の首都圏居住用賃貸市場動向を発表した。
同月の物件登録数は、29万2,824件（前年同月比35.1％増）。1平方メートル当たりの登録賃料の平均は、賃貸マンションが2,580円（同 ▲2.3％）と24ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートは2,000円（同▲3.8％）と4ヵ月連続のマイナスとなった。1戸当たりでは、賃貸マンションが平均9万7,200円（同▲2.4％）で18ヵ月連続のマイナス、賃貸アパートは6万200円（同▲2.6％）で、9ヵ月連続のマイナスとなった。
一方、成約件数は1万9,470件（同15.0％増）と2ケタの伸びで、5ヵ月連続のプラス。地区別では、東京23区がシングルニーズに支えられ8,228件（同16.4％増）と好調。神奈川県6,176件（同3.7％増）、千葉県1,771件（同38.9％増）、埼玉県1,439件（同22.6％増）と、全エリアでプラスとなった。
1平方メートル当たりの成約賃料は、賃貸マンションが平均2,460円（同▲4.3％）と再び前年割れ。賃貸アパートは2,050円（同▲1.0％）で7ヵ月連続のマイナスとなった。1戸当たりの成約賃料でも、賃貸マンションが平均9万900円（同▲3.2％）、賃貸アパート6万2,300円（同▲1.7％）と、ともに2ヵ月ぶりの前年割れとなった。