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首都圏新築戸建の成約価格、23区の高額物件堅調で前年比プラスに/アットホーム調査

 不動産総合情報サービスのアットホーム(株)は28日、2011年1月度の首都圏新築戸建住宅および中古マンションの登録・成約価格について発表した。同社の全国不動産情報ネットワークにおける登録物件(新築戸建6,564件、中古マンション1,534件)と、成約物件(新築戸建1,300件、中古マンション416件)の価格についてまとめたもの。

 新築戸建の登録価格は、首都圏平均で1戸当たり3,194万円(前年同月比6.2%増)で3ヵ月連続の上昇となった。成約価格では3,133万円 (同1.9%増)と、再び上昇した。東京23区で5,000万円以上の物件割合が27.6%(同19.1ポイント増)と大きく上昇。平均価格が4,452万円(同9.8%増)となったことが要因。なお、成約物件の平均価格は、11ヵ月ぶりに登録物件の平均を下回っている。

 一方、中古マンションの登録価格は、首都圏平均で1戸当たり2,405万円(同9.1%増)で14ヵ月連続のプラス。成約価格は2,222万円(同8.3%増)と13ヵ月連続のプラスとなった。人気エリアである東京23区、神奈川県の物件ニーズが旺盛なこと、新築分譲マンションの供給減などが要因。


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