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主力の戸建分譲が堅調に推移。二桁の増収増益に/一建設11年1月期決算

 一建設(株)は8日、2011年1月期決算を発表した。

 当期(10年2月1日~11年1月31日)の売上高は2,097億5,800万円(前年同期比4.5%増)、営業利益は238億7,400万円(同28.6%増)、経常利益は235億300万円(同30.2%増)、当期純利益は138億8,400万円(同36.1%増)となった。

 当期は徹底した原価管理と品質向上に努め、良質な戸建分譲住宅および分譲マンションや規格型注文住宅などを低価格で供給することに注力。
 また、地域密着型店舗運営をするとともに、地域別供給量を保ちながらより多くの顧客に住宅を供給すべく、住宅展示場ふじみ野店(埼玉県ふじみ野市)や奈良営業所(奈良県奈良市)など17店をオープン。1月31日末時点での店舗数は105店舗となった。
 品目別の売上高は、戸建分譲1,880億5,700万円(7,058棟、前年同期比5.3%増)、マンション分譲124億2,265万円(421戸、同▲5.4%)、土地分譲48億3,544万円(191区画、同▲25.0%)、請負工事31億416万円(3,071件、うち規格型注文住宅200件、同138.6%増)を計上した。
 
 次期については、各種政策効果により住宅着工戸数は増加基調となるものの、住宅購入マインドの回復については予断を許さない状況が続くとしたうえで、今まで以上に顧客のニーズに合った物件を供給することに加え、在庫回転期間を短縮することで安定かつ確実な収益確保に努めるとした。
 業績予想は売上高2,305億円、営業利益205億円、経常利益200億円、当期純利益116億円を見込む。


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