国土交通省は9日、「平成22年度民間住宅ローンの実態に関する調査結果報告書」を公表した。
住宅政策立案の基礎資料作成を目的に、民間金融機関の協力のもと、平成15年より実施している。
平成21年度の新規貸出額は前年度比▲1.7%の13兆4,521億円。そのうち、新築住宅の建設・購入にかかる融資は、同34.6%増の9,781億円と大幅に増加した。また、他の住宅ローンからの借換え実績も同39.1%増の4,829億円と大きく伸長した。
また、平成21年度の新規貸出のうち、49.0%(前年36.0%、前々年26.7%)が変動金利型となり、調査開始以来、固定金利期間選択型の43.2%を初めて上回った。
平成21年度の貸出残高は同7.3%増の91兆1,582億円。