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2月のオフィスビル空室率、大阪は新築・既存ともにやや改善/三鬼商事

 三鬼商事(株)は11日、2011年2月末時点のオフィスビル市況について発表した。

 東京ビジネス地区の平均空室率は9.10%(前月比0.06ポイント上昇)。新築・既存ビルともに募集面積が増加したことから、空室率が小幅に上昇した。
 都心5区で1ヵ月間に増加した空室面積は約5,000坪にとどまった。これは2月に竣工した大型新築ビルの募集状況がおおむね順調に推移したことや、好条件の大型既存ビルに成約や入居が進んだことが好影響したもの。

 大阪ビジネス地区の平均空室率は11.93%(同▲0.09ポイント)。新築・既存ビルともに成約が進んだため、空室率は小幅に低下。淀屋橋・本町地区では2月に竣工した新築ビルがほぼ満室稼働した。また、同地区の既存ビルの募集面積も減少。新大阪地区では、割安感のある既存ビルに中小規模の成約が相次いだ。


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