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地震被害の大きい太平洋沿岸の市区町村に約195万人、69万世帯が居住/アトラクターズ・ラボ

 アトラクターズ・ラボ(株)は、東北地方太平洋沖地震で被害の大きい岩手・宮城・福島3県で太平洋沿岸に位置する市町村の人口・世帯数、年齢構成別人口を集計した。被災救助・復興の基礎資料として役立ててもらいたい考え。2005年国勢調査をもとに算出した。

 岩手県内で太平洋沿岸に位置する市町村は14市町村。人口総数43万5,600人で、14万9,805世帯。
 人口構成をみると、15歳未満が13.4%、65歳以上が28.2%となっている

 宮城県内は、16区市町が沿岸部に位置。人口総数96万7,915人、35万1,004世帯。
 15歳未満が14.2%、65歳以上が19.5%。

 福島県は、12市町が位置しており、人口総数54万3,951人、18万9,533世帯。
 15歳未満が14.7%、65歳以上が22.8%。

 3県合計で約195万人、69万世帯。15歳未満が14.1%(全国平均13.7%)、65歳以上が22.4%(同20.1%)と、全国平均より子供とお年寄りが多く、生産年齢人口(15-64歳)が少ないと指摘。
 また、65歳以上が44万人、75歳以上が20万人、85歳以上が5万人にのぼることから、早急に人手と物資による救済を必要としている。


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