(株)セイクレストは14日、2011年3月期第3四半期決算(非連結)を発表した。
当期(10年4月1日~12月31日)は、雇用調整助成金として385万7,000円の特別利益を計上する一方、貸倒引当金繰入額など合計約9,600万円の特別損失を計上し、売上高1億9,600万円、営業損失2億8,000万円、経常損失3億5,400万円、当期純損失4億9,800万円となった。なお、前年同期は連結経営業績を発表していたため、前年同期の数値および増減率の開示はない。
主力の企画・販売代理事業では、近畿圏における新築マンション販売の受託および販売を進め、管理面では利益率改善のため他事業部へ人員を配置するなど、売上高4,079万2,000円、営業損失1,254万8,000円を計上した。
不動産流動化事業では、新規物件の取得はなく、商業ビルの管理業務を行ない、売上高1,395万1,000円、営業利益182万1,000円と黒字を確保した。
企画不動産販売事業の買取再販事業では、マンション取得資金が捻出できない状況が続き計画に遅延が生じ、また、開発事業において前期末に取得したリゾート地の販売を開始したが、売上の計上はなく、売上高は計上されず、営業損失259万7,000円となった。
なお通期の業績予想は、特別損失を計上したことから下方修正し、売上高3億5,200万円、営業損失3億300万円、経常損失3億8,100万円、当期純損失5億3,000万円を見込んでいる。