(株)プロパストは15日、2013年5月期までの中期経営計画を策定した。
なお、同計画は10年7月7日に提出した「(株)プロパスト 再建計画」の数値を踏まえたうえで、今後の復活および事業拡大に向けた具体的な施策を検討したもの。
今後の経営方針については、不動産業務受託事業において、コスト負担を抑制しつつ、同社が強みとしている創造デザイン力やプレゼンデザイン力を生かして不動産企画業務を推進するとともに、販売マネジメント力を生かした販売代理業務を展開する。また、自社開発を再開する一方、事業規模の大きなプロジェクトに関しては、共同事業のスタイルによりコスト負担を抑制しつつ、開発事業での事業再開を図る。さらに、事業拡大に伴う資産の増加と自己資本の規模とのバランスを考慮しながら、安定的な財務基盤の確立をめざすとしている。
数値目標について、11年5月期は1月14日に発表した予想値からの修正はなし。12年5月期は12月以降に取得した開発物件が業績に寄与する見込みが高まったことから、予想値を上方修正し、売上高26億4,600万円、営業利益8億5,200万円、経常利益7億1,200万円、当期純利益5億6,700万円とした。13年5月期は販売代理業務等の不動産業務受託事業の寄与に加え、今期以降に計画している開発用地取得に伴う不動産開発事業の寄与が見込まれることから、売上高62億9,400万円、営業利益16億3,300万円、経常利益14億5,100万円、当期純利益13億円と同じく上方修正した。