シービー・リチャードエリス(CBRE)はこのほど、レポート「世界のオフィス開発サイクル:今、どの段階にいるのか?」を公表した。
それによると、2010年から12年にかけて世界中で供給されるオフィススペース2億9,320万スクエアフィートのうち、アジアにおける供給が約65%、1億9,060万スクエアフィートを占めることがわかった。一方、西欧は約24%、6,910万スクエアフィート、北米は8%、約2,310万スクエアフィート、オセアニアは4%、1,050万スクエアフィートであった。
同レポートは、アジアでのオフィス開発がどこまで復活するかについて述べるとともに、世界の先進経済の多くに中長期的な財政的な問題があるとしても、この数年間の世界経済の成長は、アジアの振興経済によって支えられるというIMF(国際通貨基金)の予測を支持している。
なお、同レポートは2010年12月に発信した世界版レポートから抜粋し、日本語で紹介したもの。オリジナルの英語版レポートは同社ホームページを参照のこと。