国土交通省は17日、「平成23年公示地価」を発表した。
平成22年1月以降1年間の公示地価は、「住宅地」が全国平均で▲2.7%(前年:▲4.2%)、「商業地」が▲3.8%(同:▲6.1%)と引き続き下落しているものの、いずれも下落幅が縮小した。
変動率でみると、もっとも上昇した住宅地は「名古屋東-9」(名古屋市東区徳川町)の9.8%。商業地は「名古屋5-10」(名古屋市中区正木)の30.4%、工業地は「川崎9-4」(川崎市川崎区小島町)の8.8%だった。
全国の住宅地においてもっとも公示価格が高かったのは、標準値番号「千代田-3」(東京都千代田区五番町)の1平方メートルあたり283万円(変動率0.0%)。2位は「港-22」(東京都港区赤坂)の247万円(同▲4.3%)、3位は「千代田-1」(東京都千代田区三番町)の215万円(同0.0%)となり、10位以内は千代田区、港区の2区で独占された。
また、商業地は山野楽器銀座本店の「中央5-22」(東京都中央区銀座)の2,760万円(同▲2.8%)がトップに。2位は「千代田5-42」(東京都千代田区丸の内)の2,750万円(同▲1.8%)、3位は「中央5-41」(東京都中央区銀座)の2,430万円(同▲2.8%)であった。
工業地は、「大田9-3」(東京都大田区本羽田)の29万8,000円(同▲1.3%がトップ)。2位は「足立9-1」(東京都足立区綾瀬)の27万6,000円(同▲2.8%)、3位は「板橋9-1」(東京都板橋区東坂下)の26万5,000円(同▲1.1%)であった。