三菱地所(株)および三菱地所投資顧問(株)は29日、オープンエンド型非上場私募リート「日本オープンエンド不動産投資法人」を組成し運用を開始したことを発表した。
ポートフォリオの中心は都心のAクラスオフィスビル。運用開始当初の資産規模は約300億円で、今後、賃貸住宅や商業施設へも分散投資を実施し、総合型リートをめざす。
従来の私募ファンドより借入れ比率を低めに抑えた低レバレッジ型で、5~10年ローンを組み入れることでリファイナンスリスクの軽減を図る。損益利回りは4%程度を見込んでいる。
三菱地所グループは公募リートであるジャパンリアルエステイト投資法人のほか、三菱地所投資顧問の運用する既存商品もあるが、物件取得などに際しては機会均等を図っていく方針。